ペアグラス・・白い腑の入ったスっと長い葉っぱが昔から人気のあるカラーリーフです。和洋どちらにもよく合い、庭のアプローチ沿いに植えたり、また寄せ植えの材料に利用したりグラウンドカバーにもよく用いられます。

日当たり・用土・・・日なたでも日陰でもよく育ちますが、水はけのよい土に植えることが特に大切です。

水やりと肥料・・・比較的乾燥を好み、過湿に弱いので、水をやりすぎないようにしましょう。

植え付け・植え替え・・・ベアグラスの植え付けや植え替えの時期は5～6月、9～10月が適期です。植え付けの用土は赤玉土（小粒）６、腐葉土４ぐらいです。鉢植えした場合は二年に一回は植え替えをしましょう。

剪定・・・枯れた葉はそのままにしておくと美観を大きく損ねるので付け根から切り取ります。

かかりやすい病害虫・・・あまり見られません。

イチゴノキ・・・イチゴノキは果物のイチゴのような果実をつけることから、この名前でよばれます。熟した果実は食用にできますが、生食には適していないようでジャムや果実酒にして利用されています。

日当たり・用土・・・日当たりのよい場所がいいですが、半日陰でも育ちます。乾いた寒風を嫌うので風の強い場所は避けます。水はけが良く肥えた土が適しています。また、酸性の土壌を好みますので、土に酸性の性質を持っているピートモスなどを混ぜておくと良いでしょう。

水やりと肥料・・・２月上旬から３月下旬に油粕と骨粉の有機肥料を施します。鉢植えはそれに加えて６月と９月に速効性の化成肥料を与えます。水やりは特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。

植え付け・植え替え・種まき・・・移植作業が難しい植物ですので、最初に植え付ける場所をよく考えましょう。鉢植えにすると水はけが悪くなりがちですので、土を盛って浅く植えつけて支柱をしっかりと立てます・。

剪定・・・花の咲いている１１月～１２月頃に翌年の花のつぼみが枝先に作られるそうです。１１月以降は枝先を刈り込まないようにしましょう。

かかりやすい病害虫・・・特に見られません。

サマーチョコレート・・・名前の通りチョコレート色の葉が美しい木です。２０センチ～３０センチの羽状の葉が夜になると閉じるのが特徴です。夏には濃ローズピンク色花が集まり咲き、葉との美しいコントラストが楽しめます。庭木に好適です。

日当たり・用土・・・日当たりの良い湿潤した土を好みます。

水やりと肥料・・・やせ地でも育つため、肥料は特に必要ありません。

植え付け・植え替え・種まき・・・植え付けは４月。種まきは３月に行います。移植は難しいので動かさなくてもいい場所に植えたほうがいいでしょう。

剪定・・・2～3月。芽吹く力があまり強くない樹木なので、枝が込み合った部分だけ切るようにしましょう。切るときは必ず根本から枝を切り、新芽が出る前に終わらせるようにします。

かかりやすい病害虫・・・カイガラムシ予防のため、2月に石灰硫黄合剤30倍液を散布して消毒します。

ボックスウッド・・・ボックスウッドは通称で西洋ツゲが一般的です。葉は明るい緑色で綺麗です。冬は紅葉し茶色っぽい色になります。萌芽力が強く刈り込みによく耐える為、よく生垣に使われます。和風でも洋風の庭でも雰囲気を壊すことはありません。

日当たり・用土・・・日向を好みますが、日陰でも成長します。寒冷地でも育ちます。水はけの良い肥沃な土壌に植えます。

水やりと肥料・・・庭植えにするものなので、降雨だけで十分です。肥料は2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。肥料が切れると葉色が悪くなります。

植え付け・植え替え・・・基本的に植え付けは10月～入梅までに行います。挿し木で増えますが育てるには時間がかかるため、普通に苗木を買いましょう。植え替えにも強いです。

剪定・・・3月か7月か10月に行います。剪定しなくても自然な樹形になります。

かかりやすい病害虫・・・ハマキムシ、カイガラムシ、ツゲノメイガなどがつきやすいです。ハマキムシ、ツゲノメイガには発生時にスミチオンやオルトランを、カイガラムシにはスプラサイド乳剤などの殺虫剤を散布してください。